1階は小児科クリニック、2階は住居の医院併用住宅です。

大屋根が特徴的な外観、緑が美しいエクステリア、
レンガ調のアプローチは、柔らかくも可愛らしい雰囲気を演出しています。
周辺の街並みに調和した落ち着きのあるデザインで、
クリニックに訪れる人を優しく迎えいれます。

外壁は白壁、板張り、ストーンタイルと、
アースカラーの組み合わせにより暖かい印象を与えます。

待合室は清潔感のある白を基調とし、
フローリングや窓枠の木材により優しい色合いに。
受付部の壁の色を少しグレーにすることで、
空間に調和をもたらしながらも、
利用者の導線を意識した内装になっています。
診察を待つ、こどもとそのご家族が少しでもリラックスしてもらえるように、
思いを込めて設計いたしました。

クリニック側とは異なる方角に住宅側の玄関を設け、
利用者が誤って進入してこないようにしています。
レンガ調のアプローチ、エクステリアは共通しており、
入り口は異なっていても建物全体は一体感のある外観のデザインにしています。

住宅側の玄関から進み、2階へと上がると住居スペースが広がります。
リビング・ダイニング部は羽目板貼り天井。
インナーテラスから採光も相まって、
とても居心地の良い家族が集まる生活の中心空間です。

寝室脇にはクローゼットも兼ねたスタディスペースを設けました。
スペースを無駄にしない日々の暮らしに嬉しい間取り。

和室のディティールにも一工夫。
円窓を取り入れ、伝統的ながらもモダンな仕上がりに。

また、犬2匹と共に暮らす家でもあります。
今日もお気に入りの場所でスヤスヤと眠る姿はとても愛らしく、
この家の生活をとても気に入ってくれているのがわかります。

地域のこどもたちの健康に寄り添い、
永く愛されるクリニック併用住宅が完成しました。