お客さまの声
働く環境にも⽊の温もりとやすらぎを。⽊造2階建ての新社屋
⼈々の賑わいが息づく⼆⽇町。商店街の通りを歩いていると、コックコートを着た男性の巨⼤なウォールアートが⽬に⾶び込んできました。そう、ここが今回お話をうかがうダイコクヤさまの新社屋です。RC造から⽊造に建て替えた経緯や働き⼼地などについて、社⻑と常務に語っていただきました。
「働く」を⽀えるユニフォームをつくる、創業1883年の⽼舗企業。
140年以上の歴史があり、世代を超えて丁寧な仕事を続けている仙台屈指の⽼舗企業「ダイコクヤ」。会社のホームページに「働くを⽀える ⼈を⽀える ユニフォーム」という⾔葉を掲げている通り、お客さま⼀⼈ひとりに向き合い、ユニフォームを通じて働くことを⽀えてきました。
「地元の企業を中⼼に、飲⾷店や専⾨学校、病院など、さまざまな職種・業種の⽅にご利⽤いただいています。働く環境によって求められる機能も少しずつ違いますから、動きやすい素材かどうか、お店の雰囲気にマッチする⾊合いはなにか、会社のロゴはどう⼊れたら格好良くなるか......など考えながら提案しています」と話すのは⻘⼭社⻑。1階のショールームにはさまざまなユニフォームのサンプルがあり、ここで試着もできるようです。
2023年にリニューアルした新社屋には1階にショールーム併設の執務室、2階には応接室と資材置き場、刺繍や梱包をおこなう作業スペースがあります。内装は宮城県産材のCLTをふんだんに使い、壁に直接描かれたアート作品とも相まって素敵な空間に。開放的で明るい職場となり、働きやすくなったと教えてくれました。
では、旧社屋はどのような状況で、ソネケンとはどのように社屋の建て替えを進めていったのか......詳しくお話をうかがっていきたいと思います。
⼿狭になってきた旧社屋。⽼朽化対策も兼ねて建て替えを決意。
「もともとは芭蕉の辻という商⼈たちが⾏き交う街で創業したと聞いています。その後、⼀番町や中央新⽥町などを転々として、戦後から⼆⽇町に移ったそうです。旧社屋は1970年頃に建てたものでした」
ダイコクヤさまの敷地は間⼝が狭く、奥に細⻑くのびている形状。⼿前にRC造5階建ての縦⻑のビル、奥に増築された軽量鉄⾻2階建ての⼩さなビルがあり、この2棟が社屋として使われていました。部屋数は多いものの、全社員が集まれるような広いスペースはなかったといいます。
「営業スタッフと事務スタッフは別々のフロアで休憩したり働いていたりして、コミュニケーションが取りにくい環境でした」と当時を振り返る⻘⼭社⻑。そうした状況の改善と建物の⽼朽化や震災への対策も兼ねて、建て替えに踏み切ります。
「最初はRC造で検討していたのですが、ある⽇、会⻑から⽊造にしないかと話がありました。どうやら上杉で3階建ての⽊造アパートを建てているソネケンを⾒かけた会⻑が、社屋の建て替えについて相談したみたいで。⽊造でも対応できることがわかり連絡してくれたんですよ」と⻘⼭社⻑。
そのエピソードにソネケンのスタッフがこう応えます。「会⻑は⽊造で建て替えたいという想いを強くお持ちでしたね。初めてお会いしたときも、2時間ほどお話をさせていただきました。最終的に⽊造で進めようと決断した理由は何だったのでしょうか」
「⽊の家って、なんだか⼼が落ち着きますよね。それは働く環境に置き換えてもきっと同じで。⽊の⾹りや温もりが感じられる⽅が、社員の働きやすさにつながるだろうと思っていました。また、環境に配慮した建物にしたいという考えも持っていたので、ぴったりだなと感じたんです。⼯務店については、親⾝になって話を聞いてくださったソネケン⼀択でした」
調整⼒もサポート⼒も⼀級品。タイトな⼯期でも安⼼できた。
「解体と建築にかかった期間は約1年。その間はテナントを借りて営業を続けるため、いろいろなコストを考えると⼯期は遅らせられませんでした。ただ、ソネケンが丁寧に段取りをしてくれたおかげで、スケジュールは遅れることなくスムーズに進みましたね」と話す⻘⼭社⻑。
「旧社屋でアスベストが検出されたときも、⼯期が遅れないように業者へ根気よく掛け合ってくれたのがとても⼼強かったです」と⻘⼭常務も続けます。
「⽉1回の定例ミーティングをセッティングしていただけたのもよかったです。そこで各⼯程の施⼯担当者と事前に顔合わせをして、不明点や疑問点を都度解消できたので、はじめてのことだらけでも必要以上に不安になることはありませんでした。こういう細かい気配りがとてもありがたかったです」
また、宮城県産CLTを活⽤した社屋づくりは、会⻑のアイデアなのだとか。コストが⾼くなりがちなCLTですが、⾏政の補助⾦制度をうまく活⽤して負担を減らすことができたそう。
「本当にソネケンには頼りっぱなしで。社屋の構造や意匠の設計をする際、補助⾦を取得するために必要な部材をうまく組み込んでくださり、希望通りの補助⾦を受け取ることができました。申請についても全⾯的にサポートしてくれて助かりましたね」
暗く閉鎖的だった事務所が、明るく開放的な空間に。
「以前の社屋はとにかく暗くて、前を歩いていても営業しているかどうかわかりにくかったんです」と⻘⼭常務。しっかり営業していることが伝わってほしいというご要望を反映して、現在は建物正⾯をすべてガラス張りにして採光を確保。「今では、休業⽇でも営業していると思ってもらえるくらい明るくなりました」と嬉しそうに話してくれました。
「スターバックスコーヒーのようなデザインをご要望いただいていましたよね」とソネケンのスタッフの⾔葉を受けて、⻘⼭常務がこう答えます。「そうですね。やっぱり社⻑も私も、⼆⽇町の商店街を活気づけたいという気持ちが強くて。だからこそ、普通のビルではなくて、デザイン性があって⽬を引くようなものにしたかったんです」
実際にお客さまの中には「⼆⽇町のスタバ」と親しみを込めて呼んでくれる⽅もいるのだとか。また、外壁に描かれた巨⼤なウォールアートも「⼆⽇町のランドマークになれば」との想いが込められていると教えてくれました。
2階の応接室に続く階段はスケルトンにすることで取り込んだ光を遮らず、開放的で広々とした空間に。あえてCLTの特徴的な断⾯が⾒えるデザインが程よいアクセントになっています。
社員同⼠のコミュニケーションも改善。格段に働きやすい環境へ。
「業務⽤ミシンや作業台、資材などが全部⼊るようにかなり配慮してくださいました」と⻘⼭社⻑。⼤型の道具や棚は⼨法を測り、無駄なく収まるようにしています。また、階数は減ったものの、横幅と奥⾏きを広くすることで、営業スタッフと事務スタッフが同じフロアで仕事ができるスペースも確保。「おかげで、社員同⼠のコミュニケーションも改善されました」とお⼆⼈声を揃えて話します。
2階の奥につくられた休憩室は社員全員が⼊れる広さに設計。壁⼀⾯にCLTが貼ってあるおかげで、中に⼊ると他の場所よりも⼀層⽊の⾹りが感じられます。さらに照明の光が直接⽬に⼊らない⼯夫で温かみのあるリラックスできる空間に仕上がりました。
社員の⽅々に働き⼼地を聞いてみると「空気がきれいになった気がします」「冬でも室内が暖かくて快適です」「以前は資材が納品されたら4階まで運ぶ必要がありましたが、資材置き場が2階になったので作業が楽になりました」という声が。また、新社屋になってからは社員の中に「社屋をきれいに使おう」という意識が芽⽣えているのだとか。例えば、⻘⼭常務が指摘して⽚づけたり掃除したりしていたことも、今では社員から「こうすると、きれいになりますよ」とアイデアが出るのだそう。「みんなが新社屋を⼤切にしようとしてくれているのが嬉しいですね」と笑顔で教えてくれました。
同じ想いでつくっていけたこと。それが⼀番嬉しかった。
「この社屋で働いていると、やっぱり⽊造っていいなと感じます」と⻘⼭社⻑。「正直、ここまで⽊の温もりや⾹りを感じられるとは思っていなかったので、ソネケンの技術⼒の⾼さに感動しましたね。ソネケンじゃなかったら、うまくいってなかったかもといつも常務と話しているんですよ」
また、上棟式では昔の⾵習に倣って餅まきをしたり、ちんどん屋を呼んだりして盛⼤にお祝いしたことを教えてくれました。活気に包まれた⼆⽇町の様⼦は、地元のメディアにも取り上げられたんだとか。「たくさんの⼈が集まってくれて、賑やかで楽しかったですね」と、ソネケンのスタッフも嬉しそうです。
最後に、これまでの打ち合わせを⻘⼭常務はこう振り返ります。「どんな相談ごともうやむやにせずにきちんと応えてくれる安⼼感がありました。できないことはできないって⾔ってくださいますし、そういうときは代替案も考えてくれて。ソネケンも私たちと同じくらいの熱量で、社屋の建て替えに対して熱い想いを持ってくれていたような気がしますね。チーム⼀丸となって、つくっていけたことが本当に嬉しかったです」
代々、「お客さまへのきめ細やかで丁寧な対応」という信念を⼤切にしてきたダイコクヤさま。これからもユニフォームを通じて働く⼈を⽀えながら、新しくなった新社屋とともに⼆⽇町の商店街を盛り上げていくことでしょう。
今回インタビューにご協力いただいた、ダイコクヤさまのご紹介です!
株式会社 ダイコクヤ
ユニフォームは、
働くひとの
仕事のスイッチ。
袖を通すと湧いてくる、凛とした気持ち。
「さぁ、今日もがんばろう!」
ユニフォームは、
働く人びとをワンチームにしてくれます。
私たちダイコクヤは、
みなさまの新しいチャレンジを
ユニフォームを通して応援いたします。
- 〒980-0802 宮城県仙台市青葉区二日町5-28
- 営業時間 9:00~18:00(定休日は土・日・祝日)
お客さまの声一覧
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013.働く環境にも⽊の温もりとやすらぎを。⽊造2階建ての新社屋
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012.世代を超えて、家族みんながずっと安⼼して暮らせる住まい
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011.愛猫といつも一緒に。大人のためのパティスリー兼住宅
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010.見えないところまで、とことん家族の健康を考え抜いた家
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009.おかえりとただいまが通い合う、余裕と余白のあるおうち
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008.空間のつながり感を重視。家族との時を刻む住まい
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007.家族6人の気配が感じられる、開放感たっぷりのおうち
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006.妻も子どもも愛犬も、家族みんなを第一に考えてかたちにした住まい
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005.風も光も会話も、すべてがなめらかに通い合う住まい
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004.家族とスタッフのアイデアが、ふんだんに詰めこまれた住まい
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003.街並みや山々とともに、家族の成長を見守る住まい
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002.快適な日常と家族の時間を、人と空気の流れでかたちづくる
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001.希望をぎゅっと詰めこんだ、あたたかな日の光に満たされる平屋