お客さまの声

農地を活かしてつくった、家族がつながる明るい住まい

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年の瀬が近づくある日、田園風景の中を車で進んでいくと......たどり着いたのは、ご実家の農地を活かして建てられたAさまご家族のご自宅。白い外壁にレッドシダーの温もりが調和した和モダンな佇まいがひときわ印象的です。今回は、ご夫婦と2人の息子さんで暮らす家族の日常をのぞかせていただきました。

農地転用と開発申請許可。その課題をソネケンがクリアに。

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「地元に戻ってきたのは、13年ぶりでした」と話しはじめてくださったのはご主人。仕事の関係で長く仙台を離れていましたが、転勤を機に再びこの地で暮らすことになったそうです。

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「当初は社宅に住んでいました。立地は良かったのですが、建物自体が古くて、いずれ引っ越そうとは考えていたんですよね。生活の基盤を新しく整えるなら、自分たちの年齢的にも、長男が小学校に上がる前がちょうどいいタイミングだと思い、家を建てることにしました」と、ご主人が当時を振り返ります。

しかし、いざ土地探しを始めてみるも、立地や予算の条件が合わず、なかなか理想の場所が見つかりません。そんな中、候補に浮上したのがご主人のご実家の農地でした。ただ、農地に家を建てるには複雑な手続きが必要になります。どうしようかと悩んだ末、ご夫婦が相談したのが、ご主人の高校時代の同級生が勤めるソネケンでした。

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「なんとかしてくれないかと思って相談してみたら、快く引き受けてくれて頼もしかったですね。もともと住宅設備の仕事をしていたので、ソネケンの木の使い方の上手さや、和モダンなデザインのカッコよさは知っていました。農地転用までお願いできるなら、お任せするしかないなって思いました」と話すご主人。

奥さまも「複数のモデルハウスを見て、デザインの素敵さはもちろん、性能面も安心できると感じていました」と話します。

ソネケンスタッフは、当時をこう振り返ります。「実はご相談を受けた農地は、市街化調整区域に該当する場所で、農地転用に加えて開発行為申請など、クリアしなければならない手続きが多くありました。外部パートナーとのやり取りも私が間に入り、必要書類の準備などをサポートさせていただきました」

そして、相談を始めてから約1年後。無事に許可が下り、無事にAさまご家族の家づくりがスタートしました。

夫婦の理想とプロの視点。二人三脚でつくった明るいリビング。

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「この土地は日当たりがいいので、その利点を最大限に活かしてほしいと思っていました」とご主人。そのリクエストを受け、まずソネケンがたたき台となるプランを作成。そこにご夫婦の具体的な要望を加えながら、少しずつ理想の形に仕上げていきました。

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明るさを重視したLDKには、南面に大開口の窓を設計。たっぷりの自然光が差し込み、昼間は照明をつけなくても十分な明るさが感じられます。

また、「食事をするスペースと、くつろぐスペースはしっかり分けたい」というご主人のこだわりから生まれたのが、少し珍しいL字型の間取り。リビングとダイニングをあえてつなげないつくりにすることで、それぞれの役割を明確にし、生活のリズムを整えやすくしています。

さらに、この間取りにはもうひとつ大きなメリットがあると、ソネケンのスタッフは言います。「L字のコーナーが生まれることで、敷地がほどよく囲まれ、落ち着きが生まれます。道路からの視線を遮りながら、室内からはしっかりと外の景色を楽しめる。開放感とプライベート感が両立できるんです」

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リビングの明るさをさらに引き立てているのが、切妻天井に採用した杉の羽目板張り。木の温もりを感じるナチュラルな空間に、エコカラットや間接照明をバランスよく取り入れることで、開放感と上質さが調和した心地よいリビングが完成しました。「遊びに来た友人からは、おしゃれだねと言われることが多くて嬉しいです」と、奥さまも満足げな表情を見せます。

「ソファに座って映画を見たり、YouTubeを流しながらのんびり過ごしたり。日差しの入るリビングでくつろぐ時間がお気に入りです」とご主人も嬉しそうに話してくれました。

「身支度も、片付けも、もっとラクに」その願いが叶えられた。

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Aさまご夫妻が家づくりでこだわったもう一つのポイントは、一階だけで生活のほとんどを完結できること。そのために取り入れたのが、玄関すぐの大容量ファミリークローゼットでした。

「最初はシューズインクローゼットにする予定だったんです。でも、朝の身支度も、帰宅後の片づけも、寝る前の準備も、すべて一階で完結できたら最高だなと思い、変更してもらいました」とAさまご夫妻。

「とにかく色んなことを楽にしたかったんですよね」と奥さま。洗濯の流れもスムーズで、洗って、干して、乾いた洋服はそのままクローゼットへ収納。寝室へ持っていく手間がなく、家事の負担がぐっと減ったそうです。

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クローゼットから回遊できるランドリースペースに進むと、2〜3人が横に並べるほどの大きな鏡が。「バタバタしがちな朝も、これなら自分のペースで支度ができますよね。家を建てるならぜひ取り入れたいと思っていました」と奥さま。

「狭い社宅に住んでいた頃と違って、片付ける場所が明確になったことで、家の中が散らかりにくくなりましたね」とご主人。整理整頓された収納スペースには、それぞれのタオルや着替えがセットされ、毎日の家事や身支度の流れがよりスムーズに。奥さまは「回遊性のある間取りがとても快適で、暮らし心地がいいです」と教えてくれました。

家がいちばん!子どもたちも喜ぶ居心地のよさ。

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庭を元気に駆け回ったり、回遊動線をぐるぐる走り回ったりと、子どもたちもこの家が大のお気に入り。週末に「どこに出かけようか?」と聞いても、「家がいい!」と応えたり、出かけても「早く帰ろう」と言ったりするほど、心地よく過ごしているのだとか。

そんな子どもたちの遊び場になっているのが、リビングとつながる畳スペース。取材に伺ったこの日も、恐竜のおもちゃで楽しそうに遊んでいました。リビングの延長として開放的に使える一方で、引き込み襖を閉じれば、急な来客時にも生活感をさっと隠せる便利なつくりになっています。

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また、キッチン横のパントリーは、子どもたちの勉強スペースとして活用中。

「パントリー以外にも使えるようにと、ソネケンがカウンターをつけてくれました。おかげで、長男が小学校にあがってからは。ここで宿題をしています。それに、壁がマグネット対応になっているので、学校のプリントが貼れてすごく便利です」と奥さま。

勉強をしている子どもの様子をキッチンから見守れるため、安心感もあり、日々の生活にぴったりと馴染んでいるようです。

内と外をつなぐアウトドアリビング。家族をつなぐ濡れ縁。

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お庭には広々としたタイルデッキと、その隣にはどこか懐かしさを感じさせる濡れ縁が並んでいます。

タイルデッキは、家族みんなのアウトドアリビングとして活躍。「天気が良い日は、ここでBBQをすることもあります」とご主人。また、奥さまも「キッチンから庭の様子が見渡せるため、子どもたちを見守りながら料理ができるのが安心です」と続けます。

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一方、濡れ縁は、農業を営むご主人のご両親が作業の合間にひと息つける場所として設けたもの。「ここで休憩されていることもあるし、朝採りの野菜を受け取ることもあるんですよ」と奥さま。

玄関を使わずに畑から直接出入りできる気軽さがご両親にとってはちょうどいい距離感。おじいちゃん、おばあちゃんと子どもたちが話す機会が自然と生まれるのも、この住まいならではの魅力です。

暮らしの中で実感する、期待以上の快適さと心地よさ

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ここでの暮らしが始まって約2年が経つAさまご家族。この家の快適さを改めて実感しているとご主人が教えてくれました。

「やっぱり無垢材は心地いいですね。冬でも足元がひんやりしにくく、素足でも気持ちよく過ごせます」とご主人。

「冷暖房はエアコン1台で家全体が快適になりますよ。冬の日中はエアコンなしでも大丈夫ですし、夏は調湿効果がある壁紙のおかげで湿気がこもりにくいのも嬉しくて。いつも空気がきれいだから、健康的に過ごせている気がします」と奥さま。

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また、暮らしやすさへの工夫は、玄関まわりにも。道路を挟んで向かいにあるお寺が視界に入らないよう、ソネケンの提案で長めの袖壁を設置しました。さらに、この袖壁にはインターホンや表札を組み込み、単なる目隠しではなくデザインの一部としても活かされています。

「最初はお寺が気になるかなと思っていたのですが、全然そんなことありませんでした。あからさまに目隠ししているような感じではないのも素敵なんですよね」とAさまご夫婦。

家族の理想とソネケンのプロの提案が詰め込まれた住まいだからこそ、快適に暮らせる。Aさまご家族も、そんな住み心地の良さを日々実感しているようでした。